日勤でリウマチ科、整形外科病棟の患者さんの特性を理解して、不安を克服しましょう

リウマチ科、整形外科病棟に勤務する卒後3年目のナースです。現在の病院に入職して間もないころは、慣れないことばかりで緊張と不安の連続でした。1ヶ月間は日勤だけでしたが、少しずつ病棟の1日の流れや患者さんの病態を把握できました。

ナースコールの大半は排泄介助

そして、仕事に慣れ始めた頃に夜勤が入ってきました。通常は二人勤務ですが、3回まではプリセプターを含めて3人で夜勤を行い、4回目の夜勤からは、プリセプターはつかずに他のチームの先輩と2人だけでした。

日勤ではチームで患者さん20人に対して、看護師が3〜4人いるため、受持患者さんは6〜7人となります。それでも、このころは大変だったのに、夜勤では20人近くの患者さんを看護していくので責任も大きくなります。また、リウマチ科病棟でもあり、全身性の疾患であるため、骨折など合併症を起こしやすく、高度な看護技術を要求されます。

患者さんにとって夜は睡眠の時間ですが、ナースコールがなると何か起きたのだろうかと、予測できなかったので不安でした。自己判断ができないときは、その都度先輩に相談して解決していました。

自分の経験の中で一番緊張したのは、先輩が仮眠に入っている時間帯でした。その間は私一人しかいません。しかも自分のチームが受け持つ患者さんだけでなく、病棟全体(40人の患者さん)をみていくので、急変したり、ナースコールが同時になったらどうしようなど、アレコレ考えてしまい、不安でした。

夜間のナースコールの多くは排泄介助であり、40人それぞれトランスファーの方法も違うので、どのような状態であるのか把握していかなければなりません。でも、先輩は仮眠に入る前に患者さんの状態を詳しく伝え、ナースコールのありそうな患者さん、車椅子の患者さんのトイレのトランスファーの方法など、申し送りが十分でしたので、なんとか対応することができました。

人工関節の手術あとの患者さんや重症の患者さんがいるときの、状態観察、点滴やSBチューブの管理も不安でしたが、日勤で手術前後を通して看護する症例が増えるうちに、大きな不安もなくなっていきました。

夜勤の不安を克服できたのは、日勤で手術を受ける患者さんの看護やリウマチの患者さんの特性を理解できたと思います。また、よい先輩に恵まれ、なんでも相談でき、よきアドバイスがあったからだと思います。毎日の堅実な看護の積み重ねと、常日頃からのよき人間関係によるチームワークが大切だと実感しました。