先輩看護師は新人の不安や緊張を経験・理解して、見守ってくれます

入職して3ヶ月ほど経ち、毎日の日勤業務をやっと覚え始めた頃、初めての深夜勤務が入りました。夜の病棟はNICUという環境のせいか、昼間とあまり変わりませんでした。私のその夜の受持ちは、クベース児8人でした。日勤では3人を受け持っているので、3倍近い人数となります。

仮眠がとれることが重要

仕事の始めはバイタルサインの測定からです。1人10分で終わらせれば、1時間30分あれば受持ちの8人全員を余裕を持って臨めると考えていたのですが、ミルクを吐いたり、オムツからおしっこが漏れていたりで、バイタルサインの測定以外のケアもたくさん入ってきて、1時間30分経っても4人くらいしか終わっていませんでした。

時間も赤ちゃんも私の仕事を待ってくれるはずがなく、バイタルサインの測定の後はミルクの時間となるため、赤ちゃんは徐々にお腹を空かせ、泣き出します。バイタルサインの測定が終わっていない赤ちゃんに泣き出されると、呼吸や心拍が測れず、ますます時間がかかります。

赤ちゃんは昼間と同じなのに、ケアの一つ一つに日勤よりも時間がかかるような感じがして、とても不思議でした。夜勤に入る前は、途中で眠くなったりしないか心配でしたが、そんな余裕もないほど無我夢中の状態で、勤務終了直前までひたすらバイタルサインの測定とミルクに追われていました。

夜勤に限らず、初めてのことをするときは不安で緊張するものです。とくに夜勤は自分の身体のペースに反して働かなくてはならないので、不安は大きくなると思います。でも、一緒に働く先輩スタッフも皆必ず初夜勤を経験しており、新人ナースがどういう気持ちなのかも理解しています。

私が新人時代に一番感じたことは、自分の行動は必ず誰かが見てくれているということです。パニックになっていて、でも表情に出ていないときでも、先輩は気付いて声をかけてくれたり、仕事をいつの間にかフォローしてくれたりしました。

新人が初夜勤の時に目の前のことに必死すぎて周囲が見えなくなってしまっていることは、先輩たちは百も承知です。自分1人で仕事をするわけではないと思って、あまり緊張し過ぎないで、仮眠が取れることが大切だと思います。看護師は身体が資本です。

3年目になった現在は、NICUの夜勤にも慣れてきて、バイタルサイン測定とミルク以外のほかの仕事にも手が行くようになってきました。